意識低い系会社員

程よく適度に適当に

意識低い系会社員なのに転職先したら失敗した件

9月に5年勤めた会社を退社し10月からベンチャー企業へ入社した。前職を辞めたのは競合他社との過当競争に勝てずシェアを奪われ職場雰囲気が日々悪くなり、人間関係がギスギスし職場で罵倒し合う場面が毎日のように見られ、八つ当たりが酷くなってきたので退社した。

当時退社する意識を伝えた際にありがたいことに上司、人事から評価の話をしてもらい引き留められたのだが、評価はするけど給与、昇格はないとちょっと何言ってるかよくわからない話を延々とされ呆れたので迷うことなく退職届を提出し内定をもらったベンチャー企業に転職を決めた。

新たな気持ちで入ったベンチャー企業だが面接時、オファー面談時に確認したはずだが実際に違うことが多すぎた。

 

タイトルの通り私は意識低い系の会社員。新卒から職種は同じ仕事をしておりこの道ではそれなりのスペシャリストだと自負できるくらいの経験とスキルは持っている(つもり)。転職は数回して今に至っている。最初から意識低い系ではなく、出世という道を諦めた瞬間が過去にありそこから「頑張らず、適度に適当に」をモットーに会社員をすることに決めたのだ。

 

そんな私がベンチャー企業に転職したのは諦めていた出世の道が開いたからである。今までは転職しても役職もない一般職だったのだが、今回は役職がついたのだ。それだけ評価をしてくれており嬉しかった、部門長への道も追々は目指せる立ち位置での採用だったのだ。意識低い系になってから約6年。見てくれている人はいるのだと実感した。

が、いざ入社してみると1日の約半分は何かしらの会議、実務を行うのは残業時間。昼休憩もなく、朝は6時からチャットが鳴り、夜は24時まで鳴る日もしばしば。土日は完全に休みなはずが朝から外注先からのTEL、部内のチャットが鳴りっぱなし。

オファー面談時に残業時間や土日休みについて突っ込んだ話をしたのだが、全然実態と相違しており聞いてないよーな状態である。在宅勤務もできるはずだったのに「在宅だとコミュニケーション取りづらいから」という理由で在宅できず。

完全に確認した内容と実態が違いミスマッチとなっているのだ。

 

そんな私であったが、入社し1ヶ月半となった今週ついに会社へ行けなくなった。

いつも通りに身支度していざ出発するかと玄関に向かう間モヤモヤしてきて、ドアをあけるのが怖くなり靴を履くことができなかったのだ。しばらく行かなきゃと気持ちは焦るが体が動かない。結局その日から今日まで出社することが出来なり欠勤することに。

10月の残業67時間、前職の残業平均時間6.3時間。

在宅勤務0日、前職の在宅勤務週平均3日。

11月1日〜14日までの残業時間:41時間(土日は自宅で休日出勤扱いで手当なし)

 

意識低い系な私は見事に壊れてしまった。若い頃今ほどコンプラ意識が低い時代は100時間残業は当たり前だったが、社会が変わってからの残業はあっても15時間程度。

入社月に67時間し今月も半月で36協定ギリギリのライン。

※役職はついてますが非管理職

 

上司からは金曜日話しましょうということで今後どうするか決めることに。私の心はもうここにはないからさようならしようと思います。

意識低い系はやはり夢を見ちゃいけない。諦めた出世という甘いトラップにはまった自分が悪い。今の会社は悪くない。自分の見る目がなかっただけ。